その先(ひろ)

渓流

渓流スタッフ・ひろです。

初めて行った支流、特に源流域では、入川後に魚止めの滝までたどり着くと、

「この先はどうなってるんだろう」「この滝を高巻きすれば楽園が待っているのでは…」と、ふと思ってしまいます。

こういった探求心のことをドイツ語でWanderlust(ヴァンダラスト)と言います。

日本語では「旅行願望」「旅心」などと訳されるようです。

狭い日本ですが、源流域にはこうした願望を奮い立たせるシチュエーションがたくさんあり、若いころはついつい無理をしてでも「その先」を見に行ったものです。

もちろん、いいポイントもありましたが、滝を巻いたさらに上流というのは、魚影が極端に減ったりすることもあり、上に行けば行くほどいいという訳でもないようです(放流の関係もありそうですが)。

歳を重ねて、巻いたり、へつったりすることがしんどくなってきましたが、やっぱり「この先」というのが気になってついつい登って行ってしまいます。クライマーさんたちの願望に近いのかもしれませんね。

 

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