2022年トラウト釣り納め(倉本啓二)

渓流

9月に入ると10月からの禁漁期間も頭に入って終盤戦の雰囲気が出てくる熊野川水系。
ことし最後のトラウト狙いは、時期的に口を使いにくいノボリ(サツキマス)釣行はやめて、源流域のアマゴ狙いをチョイスした。

ちょうど連日の雨でやや増水の条件的にはいい感じ。

久しぶりの渓流なので、渓の様子をうかがいながら同行の上安氏とともに入川。上安氏は、マノマアイテムの開発時にいろいろとお世話になっている友人だ。

朝一は支流の中でも下流部の開けたポイント。5月に来た時からは川相が変わっている。砂利が流れてきたからか、水深のある渕が埋まっているように見える。
違和感を抱きながら2時間ほど攻めてみるも魚影が薄い。
明らかに魚が抜かれているか、移動してしまっている感じだ。

昼前には見切りをつけて、別の谷へ。


水量がある下流部は捨てて、一気に上流部まで車を走らせ、林道に入ってちょうどいいくらいの水量と川幅のあるポイントに到着。時間的にもここで釣れてほしいと願いながら入川した。

私はラフター410弥山(プロト)を使用。
上安氏はラフター38(プロト)を使ってもらった。

源流用のスピニングモデル。川幅や水量、河原の広さで使い分けをしたいのだが、どちらも汎用性が高いのでシチュエーションにかかわらず、扱いやすいというのが私の感想だ。

期待して入ったポイントだったが、入川してしばらくは魚の反応が薄い。ここもダメか。と思っていたが、途中からなぜか魚影が出てきた。

先行者の関係か?ポイントの特性か???

ラフター410でキャストが決まるとチェイスが見える。
なかなかヒットまではいかないが、アマゴとの距離感が楽しく、ヒットに持ち込めた時は子どものようにはしゃいでしまう。

上安氏もいい感じでヒットを続けている。

一つの渕を交代で攻めながら沢を登っていく。いい渕には数匹のアマゴがいて、ルアーを奪い合うようにチェイスしてくる。

これぞ源流の醍醐味。

災害や水不足など厳しい環境状況の中でも、しっかりと世代交代をしてくれている自然に感謝をして納竿とした。

来年もまたこの熊野川で目一杯遊んでもらおうと約束をして今年の渓流シーズンを終えた。

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