2022年渓流納め(ひろ)

渓流

2022年9月。紀伊半島のよく行く水系の源流域、この年最後の釣行です。

この年は、梅雨が明けるのが早く、8月もさほど大雨はなかったのですが、9月に入るやいなや毎週末のように台風が接近(上陸)し、雨の日が続きました。

シーズン最終釣行に選んだのは、自分の中ではエントリーがしやすく魚影も比較的濃い渓。ロッドやルアーのテストでよく行く渓です。この日は雨こそは降ってませんでしたが、続いた台風のおかげか、やや増水ぎみでした。

秋は夏場に比べて魚の着き場も少し変わるのですが、さらに水の量が増えていることで、攻めるポイントも変わってきます。毎回、同じ渕の同じ場所で釣れるわけではない。こういうところも渓流釣りの魅力の一つかもしれません。

水たまりのような小さなポイントを攻めるのが真骨頂のロッド・ラフター38(2本目のプロト)のテストを兼ねた釣行だったのですが、増水しているときでも、特に問題なく使えるとは思います。

さて最終日、暗いうちから入渓。まずは最初の渕の、やはりいつもとは少し違う場所からいきなりチェイス。

小振りのイワナ。フロントフックにしっかりと食ってくれています。

その後も釣れることは釣れてくれますが、サイズが伸びません。元々、大物が出る渓ではないのですが、すべてがかわいいサイズでした。

こうしてみると、どれもこれも模様が違って美しい。

白斑がぼやけて色白の子

背中の虫食い模様がゴギっぽい子

鮮やかなピンクがかった発色の子

朱点が鮮やかな子

日の出の時間からゆっくりと釣り上がり、釣れてくれた1匹、1匹と対峙しながら、惜しみつつ、いつもの足場のいい場所で退渓。費やしたのは3時間少し。まだまだ別の渓を攻める時間はあったのですが、これにて竿を納めました。

2022年シーズンは、いつもと違う幕開けでした。個人的な楽しみだけでなく、マノマのフィールドスタッフとして、ポイントの吟味より、ロッドの操作性を意識しながらの釣りで、いい経験ができたと思います。

もともと、渓流釣りにおいてはカスタムロッド、ハンドメイドミノーというスタイルだったのですが、ミノーにおいては市販されている良作もたくさん使ってみましたし、ロッドについてもどれくらいの重さのルアーをきっちりとキャストできるか、また操作しやすいか。4.10ftのスピニングロッドについてはしっかりとテストできたと思います。3.8ftのスピニングロッドはもう少し煮詰めていく必要がありそうで、来年もテストしていきたいと思います。

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