ゴギとサツキマスとキャンプ・前編(ひろ)

サツキマス

「○○と○○と○○」と聞いて「部屋とYシャツと私」を思い出すのは同世代の人じゃないでしょうか? 30年以上前の曲だと分かって凍り付いているweb担当ひろですこんにちは。

今回のタイトル「ゴギとサツキマスとキャンプ」。どうでしょうか? 楽しさがぎっしり詰まったこれこそまさに大人の「ハッピーセット」。向かったのは、広島県北部、太田川上流にある山上湖「聖湖」です。私の住む和歌山県北部から、2泊4日のオッサンの旅、釣り友達のアッキーと共に行ってまいりました!

出発したのは仕事が終わって(こんな日に限って夕方から会議)から。この日は大雨で、翌朝には止む予報だったので、夜中に徹夜で走って広島市内の釣具屋さんで遊漁券を購入し、そのまま寝ずに釣り突入というプランです。50過ぎた大人のすることじゃありません。

遊漁券はネットのサービスでも買えるのですが、なんでしょう、各河川のカラフルな遊漁券がリュックサックにわんさか増えてきたら、なんだか七夕の短冊みたいでワクワクしてしまうのです。これも50過ぎたいい大人の考えではないと承知しております。

大雨の中、車にタックルとキャンプ道具を積み込み、いざ出発!

さながら「夜逃げ」レベルの荷物量。ところが高速道路に乗った瞬間、シュラフ(寝袋)を積み忘れたことに気づきました。春とはいえ、近くにスキー場があるほどの標高。夜は凍死を覚悟しましたが、広島県在住でマノマスタッフの谷野さんが駆けつけてくれて現地ガイド&シュラフを貸してくれるとのことです。神です。好き。

※ちなみに谷野さんいわくシュラフは僕に貸す前に釣りガールさんに貸していたとのことで、変な妄想をしましたが、谷野さんの車に積みっぱなしだたため、少したばこのにおいがしただけでした。

さて、あまり長くなるとそろそろ読んでもらえなくなるので、本番に入ります。

まずは雨上がりの聖湖でサツキマスを狙います。この湖に陸封(ランドロック)されたサツキマスは、「聖鱒」と呼ばれており、谷野さんや地元漁協を中心に保護活動も行われています。かつては密漁が絶えなかったからだそうで、逆に聖鱒のことをもっと知ってもらおう、そうすることでコソコソと密漁できなくなるとの思いで、秋にはイベントも開催しておられます。

朝マズメから事前に谷野さんから聞いていた実績場をランガンしていきますがノーフィッシュ。

晴れてきたのでいったんキャンプ場に戻ってテントを張り、さらに出撃というところで谷野さんが合流。そこから夕方までつきっきりでガイドをしていただきました。レイクでのトラウトフィッシングは想像していた釣りとは全く違ったため、レクチャーを受けて驚きました。

結果、私はギルの背掛かり。

以上になります。一度アタリらしきものもありましたが、正体不明です。

アッキーはというと、まず湖底の木の枝を引っ掛けたのを魚と勘違いして恥ずかしいからナイショにしていたところ、谷野さんのレクチャーを受けている最中に聖鱒のチェイス! そしてその後、ヒット!

心臓バクバクだったようですが、正体は

フナ(笑)! 子どもの頃から聖湖で釣りをしている谷野さんですらルアーでは釣ったことのない激レアの聖鮒です。

以後、夕マズメごろに谷野さんにワンバイトあったようですが、フッキングまで至らず。まだ暗くなるまで1時間ほどありましたが、なんだか私、目の前がかすんで暗くなってきた気がします。あれ? まだ日没時間じゃないはずなのに。。

あ、そやった。

私らええ歳なのに30時間以上寝てないんやった。このままでは危険が危ない! 体力の限界を感じ、ここでストップフィッシング。谷野さんの前で釣りたかったのですが、まぁ、そんな簡単に釣れるとは思っていなかったので、仕方ないです。

夜はキャンプが趣味のアッキーのおかげでおいしいものも食べられたし、無茶苦茶楽しい時間を過ごすことができました。

翌日も夜明けと共に聖鱒チャレンジ、この日は泥のように眠りました。予想通り、夜は無茶苦茶冷え込みました。シュラフなかったらやはりそのまま死んでいたでしょう。いわゆる「寝たら死ぬぞ」ってやつです。

長くなってくるので続編に続きます。

おまけ。聖鮒ヒットシーンを張っておきます。

To be continued.

 

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