今回は釣友の上安君と熊野川の源流域へアマゴ狙いに。
マノマスタッフで源流をメインフィールドにしているひろさんにテストしていただいている2024年発売予定の「ラフター38」のプロトを手にしての釣行。
3.8ftというレングスが非常に気になって、あえて川幅の狭い山奥まで車を走らせる。
熊野川本流へ流れ込む支流へ流れ込む支流の上の支流(笑)。
始めてのポイントだが、車を走らせていて見える水の量がまあまあしっかりとした渓っぽいので、「魚いるんじゃない?」くらいの軽い気持ちで入渓。
ちなみにこの場所は、最上流部のアマゴ放流地点からさらに車で30分以上は走るので、おそらく世代交代を繰り返している天然物のアマゴだと思われる。
まあ今回の目的はラフターシリーズ最も短い38というショートレングスのロッドの使用なのだが。
林道もなければ山道も何もないエリアへの入渓。
分岐点から少し上がったところの淵から始めると、いきなり数匹がチェイス!
ルアーからかなり距離感を保ち、見ている感じで明らかに活性は低いのだが、魚はかなりいる!
かなり魚の密度が濃い雰囲気で一安心。初めて攻める渓はたまに裏切られるので。
しかもこの渓は流木が川を遮っていたりブナが目の高さまで覆い茂っていたりで、まさに3.8ftのショートレングスにもってこいの川。
なにせ小場所なので3~4gのミノーで移動距離を抑える細かなアクションで誘う。
ラフター410弥山と比べると飛距離では劣るものの、繊細な誘いは圧倒的にやりやすい。
おまけにスナップを少し利かすくらいのロッドの反発のみでキャストができるので、リリースポイントさえ慣れればかなり正確にコントロールができそう。
キャストが楽しいロッドは釣果が乏しい時には特に重宝するが、まさにそんなロッドかも(笑)。
上安君と2人で初めての渓を釣り上がる。滝を超えて山を登って上がり切ると、ちょうど段々の滝が見えてきた。時間的にも折り返し地点にちょうどいいので納竿とした。
人工物どころか人の手がまったく付けられていない源流部に天然物のアマゴ達。
生存競争と世代交代を繰り返しつつ生き延びて生活している魚に感謝。
またこの渓で3.8ftというレングスの有効性を確認することができたのも大きな収穫。
全幅の信頼をしているレベルの高いアングラーにテストしてもらっているが、やはり実際使ってみると制作者の意図が見えて、なぜ必要かの背景や性格が見えた。
Rafter 38 2024年発売予定。
ご期待ください。
ドリームアップ 代表取締役 倉本啓二
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