ヤマトイワナを求めて(ひろ)

渓流

2022年6月下旬、長野県木曽川水系の山中に、ヤマトイワナを狙いに行ってきました。この渓は夏だというのに非常に水が冷たく、常に霧が立っているような場所。本来ならば晩春から初夏あたりがベストシーズンであろう渓流釣りですが、7月くらいがちょうどいいでしょうか。

まず使用したタックルですが、

ロッド:Rafter410弥山プロト
リール:ダイワ2000番
ライン:PE0.4
リーダー:フロロ1.5号
ルアー:ダートミノー45s(コードネームMD8)

雨の影響か、少し水量もあり、押しが強かったためダートミノーは使いづらい状況でしたので、比較的流れの弱い岩の裏側などを丁寧に攻めることにしました。

それでもなかなかは反応がなく、苦戦しましたが、入渓口から100mほど上ったところでようやく1匹目のチェイス!

追いもなく、走られることもないと「この渓筋は魚がいないのでは…」と不安になるのですが、チェイスがあることでモチベーションが保てます。

そしてチェイスがあってわりとすぐの溜まりで、小刻みにダートミノーを操っていると、

ようやくゲット!

きれいなヤマトイワナ。オレンジの朱点が少し粗目に入った個体。ヤマトの最大の特長は、ニッコウとは違って白斑がないこと。この個体も背中や側面にも全く白斑がないので(個人的に)ヤマトと認定いたします(笑)

イワナ釣りではよく感じることなのですが、例えば1km上ったとしてもその間はずっと釣れ続けるというより、まったく釣れない区間と比較的反応が得られる区間が明確に分かれている渓が多いと思います。

この渓もその傾向があり、1匹目を釣ってから立て続けに3匹のヤマトの姿を見ることができました。

そのうちの1匹に私も驚きました。

まさに漆黒!

暗い渓ではイワナの色が黒くなりがちですが、ここまで黒いイワナは初めてです。

よく見ると朱点が細かく入っていますが背中には模様はありません。

観察ケースに入れてしばらく見ていると色も落ち着いてきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この渓筋での釣りを一通り終え、そのまま「こんなところに魚がいるのか?」的な薮沢に入ります。というのもこれこそがヤマトイワナ釣りの真骨頂(?)であります。

使用タックルですが

ロッド:3.8ft(コードネーム:mountain archer)
リール:ダイワ2000番
ライン:PE0.4
リーダー:フロロ1.5号
ルアー:ダートミノー45s(コードネームMD8)&45sミノー

ここでこそ3.8ftの出番。また初期プロトで、煮詰まってはいませんが、このレングスは薮沢で最高に活きるのです。

そしてこの薮沢は、おそらく人が入っていなかったのでしょう。

「こんなところに魚がいるのか?」

ではなく、

「こんなところだからこそ魚がいるんだ」

って感じでチェイスは数多くありました。

いかんせん、水深と引きしろがほとんどないので、ルアーでは食わすことが難しいアリアなのですが、軽めのルアーに超ショートレングスのロッドの組み合わせでしかできない小刻みなアクションを加えることでバイトまで誘発することができました。

この薮沢では、多くのヤマトイワナと遊ぶことができ、無事にこの釣行も怪我なく下山することができました。

薮沢のまとめ動画もどうぞ!

 

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